サービスデザイン
ユーザーの潜在的なニーズを導き出し、
イノベーションへ結びつけます。
モノではなくコト(無形)をデザインする。
現代のものづくりの分野では、人々の生活に欠かせない「機能」は
大抵実現・普遍化されその需要は飽和状態へと突入しています。
機能自体を商品価値と位置付けるには、もはや競合との差別化が困難な時代の中で
より長く、多くのユーザーに自社の製品を利用してもらうために、
ユーザーと商品のタッチポイントやそれを取り巻く環境・ストーリーを向上させ、
豊かなユーザー体験を通じて愛着を深めてもらうことが重要です。
ユーザーを中心に
サービスをデザインする。
サービスは企業(サービス提供)側とユーザーのインタラクション上に成立します。
サービス自体がいくら優れていても、それを利用するユーザーが存在して初めて役割は成されます。サービスのデザインは、ユーザー生活習慣や文化・社会的側面、日々の関心事、モチベーション等を分析・共感しユーザー個々の考え方の違いを明らかにすることから始まります。
ユーザーを始めとした
ステークホルダーと共創する。
ひとつのサービスが生成され利用に至るまでには、ユーザーとその周囲の関係者、企業側の各担当者などの様々なステークホルダー(利害関係者)が関わります。
サービスデザインでは、多様なステークホルダー達がデザインのプロセスの中でそれぞれの立場からアイデアを創出・評価し合える環境が重要となります。
サービス生成過程の初期段階からその環境を実現させることでユーザーにサービスへの愛着を持たせ、企業側とのパートナーシップを芽生えさせることも期待できます。
インタラクションを繋ぎ合わせて
カスタマージャーニーを形成する。
ユーザーと企業が幾多のインタラクションを経ていくことで、コンバージョンへ向けたカスタマージャーニーが形成されます。
ユーザーにサービスを継続して意識させ利用を促すには、そのプロセスでユーザーを取り巻くストーリーが重要です。ストーリーがユーザーにストレスを与えたり退屈なものであれば、ユーザーはコンバージョンに至らないままサービスから離脱してしまうでしょう。
ユーザーのライフタイムにおいて刻々と変化していく興味・関心を絶えず観察し続けることがサービスの改善点を見つけるヒントとなります。